Husqvarna Vitpilen 701/ハスクバーナ ヴィットピレン701 インプレ

僕の購入したヴィットピレン701ですが、

購入してからある程度乗り込んだので

ここでインプレをしてみたいと思います。

 

今回は主にスペック、街乗り~高速道路を走行する上でのインプレです。

サーキット走行については別でインプレしたいと思います。

 

↓ Husqvarna Vitpilen 701/ハスクバーナ ヴィットピレン701 【サーキット】インプレ

Husqvarna Vitpilen 701/ハスクバーナ ヴィットピレン701 【サーキット】インプレ
Vitoilen701(ヴィットピレン701)でサーキット走行に行ってきたので 簡単にインプレしてみたいと思います。 ※注意※ 私はサーキット経験も浅く、サーキット走行と言っ...

 

情報の少ない車種なので

少しでも誰かのためになれれば幸いです。

 

ハスクバーナ ヴィットピレン701 について

最大の魅力

最初にハスクバーナ ヴィットピレン701の

最大の魅力を紹介します。

 

このバイクは

高スペックバイク疲れの人のための癒しバイク

です。

 

その理由は、

とにかく扱いやすく、乗っていて楽しいからです。

大型排気量の高スペックバイクに慣れて、忘れてしまったあの頃の

「楽しさ」を思い出させてくれる

そんなバイクです。

例えるなら

僕がこのバイクに初めて乗った感想は

「魔改造した250ccバイク」

というものでした。

 

車両スペック について

デザイン

どこか近未来的な雰囲気を漂わせるヴィットピレン701

デザイン・スペックの紹介をしていこうと思います。

ネイキットともレトロバイクとも違う独特な見た目をしています

あえてカテゴライズするなら、カフェレーサーやネオレトロのジャンルに入るのではないでしょうか。

横にスパッと切られたようなデザインになっているのが特徴です。

このヴィットピレン701はバーエンドミラーに交換しているのでより一層際立っています。

エンジンスペック

ベースはKTMの690DUKEです。

ハスクバーナが独自のテイスティングを施し販売しています。

4ストローク 水冷 単気筒
排気量692.7cc(4バルブ)
圧縮比12.7:1
最高出力回転数8500rpm75馬力
乾燥重量 157kg

 

唐突したスペックはなんといっても

乾燥重量157kgという軽さ

そして馬力の高さです。

 

250ccのバイクに、700ccのエンジンが乗っているんです。

頭おかしいですよね笑

 

重量はあくまで乾燥重量なので、装備重量は170175kgぐらいですかね。

それでも250cc並みの車重です。

 

国産バイクで比較すると、近いスペックのものは

ヤマハの2気筒バイクMT-07 orXSR700があります。

4ストローク 水冷 直列 2気筒
排気量688cc(4バルブ)
圧縮比11.5:1
最高出力回転数9000rpm73馬力
乾燥重量 183kg

エンジンフィーリング

単気筒なので低回転でトコトコ走る、トルクフルで粘りのあるエンジンだと

思われている方も いるかと思いますが、

どちらかというと、中~高回転寄りのエンジンです。

 

もちろん低回転の2~3000回転で走行することも可能ですが

気持ちよく走るには4~6000回転ほど回す必要があります。

レットゾーンは8~9000回転付近なので

回して楽しいバイクです。

 

僕は試乗してこのことを確認してから買ったので

むしろ高回転寄りが良かったので

おもしろいエンジンだと思います。

 

ヴィットピレン701はベースモデルである690DUKEよりも

高回転寄りな味付けがされているそうです。

 

エンジン内にバランサーが2つも入っているので

振動もそこまで気にならないレベルです。

むしろ、野を駆ける馬を自在に操っているような

そんな錯覚さえ覚えさせる心地よい振動があります。

タンク・シート

次に特徴的なタンクと、オフロードバイクを思わせるようなシートについて。

燃料タンク容量 12Lハイオク指定
シート高830mm

 

タンク容量はあまり多いとは言えませんが

普通に走す分には高燃費なバイクなので

困ることは無いと思います。

 

シートは固すぎず、柔らかすぎず。

横広なのが気になりますが、慣れれば2時間連続で乗るのも可能です。

 

ですが、シート高は絶望的に高いですね。

リッターSS並みです。

 

可能なら車高を下げて

サスもモディファイして貰うことを

強くオススメします。

 

僕も体格に合わせて調整して貰いましたが

不安感も無くとても良いです。

ブレーキ

フロント・リアブレーキ共にブレンボのシングルディスクブレーキ

が入っています。

 

フロントブレーキはシングルディスクなので

「大型バイクでシングルか…コストカットかな…」

って最初不安でした。

 

なので、試乗したときに結構な急ブレーキをしてみました。

 

そしたら、めちゃめちゃよく効くんです。

絶対値として、リッターSSのブレーキ性能には及びませんが

とにかくコントローラブル。

 

ブレーキの効き具合を高い次元で調整出来ている気になります。

ABSも付いていますが、ロック寸前で聞いてくる感じがします。

サスペンション

サスペンションはフロント・リア共にWP

が入っています。

 

リアに関しては、プリロードと伸び側ダンパーの調整が出来ます。

プリロードは無段階では無いのが残念ですが仕方ない。

伸び側ダンパーの調整は奥まったところにあるので

長細いマイナスドライバーが必要です。

 

フロントに関してはプリロードは固定で、圧・伸び側ダンパーの調整が出来ます。

ダンパー調整もダイヤルを回すだけなので走行中でも可能です。

 

WPだからと言って、めちゃめちゃ高性能ってわけではないですが

必要十分ではないでしょうか。

シフトアシスト機構(クイックシフター)について

ヴィットピレン701には上下のクイックシフターが付いています。

レース用ではないのでショックやラグはありますが

長距離を走るには非常にありがたい装備です。

 

最初はショックの大きかった1→2速へのチェンジも

500キロぐらい使ってたら

あたりがついてきたらしく

気持ちよく入るようになりますた。

ただ、1速から2速に上げるときは変則ショックが大きすぎて

ガンッと大きなショックがあるので

僕は基本使いません。(慣れの問題かも)

各部の装備

主要なスペックについては上で紹介したので、

気になる装備をピックアップしておきます。

ヘッドライトLED
テールライトLED
スピードメーター表示形式 デジタル (字が小さくて見にくい)
アンチロックブレーキ(ABSあり (オフも可能)
トラクションコントロール(TC) あり (オフも可能)
スリッパークラッチ あり (ショートレバーも相まってクラッチ軽い)
シート下にUSB充電あり (地味にうれしい)

 

燃費・ポジション・慣らし について

燃費

燃費に関しては、4~5千回転を意識して走るのが一番燃費効率がいいです。

通常は最低でも25km/L~ぐらい。

調子がいい時は30km/L以上いきます。

 

田舎道を走るツーリングであれば300キロぐらいは余裕で走ってくれます。

給油しても1,500円くらいなので、燃費に関しては財布にやさしいです。

ポジション

セパレート気味のハンドルなので

ポジションがキツイ印象を持たれるかと思うんですが

そこまで無いです。

 

これに関しては個人差があると思うんですけど

僕的には結構上半身が起きていると思っています。

 

確実に言えることはスーパースポーツのバイクよりは楽です。

600SSやリッターSSよりは遥かに楽なポジションで

長距離ツーリングも問題なくこなせます。

 

 

タンク形状とシートポジションが特殊で

正直どこに座っていいのか、ニーグリップはこれでいいのか

よく分からないです笑

 

ステップ位置も低いので、ハングオン気味にしたければ

バックステップ必須かと思います。

 

 

タンデムシートに関しては

まだタンデム走行をしていないのでノーコメントですが

お世辞にも快適とは言えないですね。

短時間であれば問題ないでしょう。

慣らし走行

慣らし走行はマニュアルでは2段階になっています。

1段階 1,000キロまで6000回転縛り
2段階 2,000キロまで7800回転縛り

 

6000回転行かずとも時速100kmは出るので

慣らしには苦労しないです。

 

6000回転以上は魅惑の脳汁ジャバジャバ鬼加速ですが

違法速度域なので普段は使いません。

 

ライディング について

次に、街乗り、ワインディング、高速道路の3パターンの

ライディングのインプレをしたいと思います。

街乗り

扱いやすさは250cc並

街乗りに関しては、軽い・曲がる・回せる・高燃費

ってことで大型バイクの中では扱いやすさは最高です。

ほんと250cc並みに扱いやすいです。

小回りは良いが、ひたすら直進は苦手

セパレートハンドルではありますが

SSのように低いポジションでは無く

軽さも相まってUターンも可能です。

アップハンドルのようにはいきませんが

街乗りでは特に不便を感じることは少ないでしょう。

 

ただ、軽くて曲がりやすいというメリットは

直進安定性が弱いというデメリットでもあります。

しかし、北海道のようなひたすら直進を走ることの少ない

日本の街乗りに関しては特に問題無いですね。

ギアチェンジが頻繁

ヴィットピレン701は大型バイクに分類されますが

ミッションはクロスしていないので

車速と回転数から適切なギアを選ぶ必要があります。

結構せわしなくギアを変えている印象です。

 

それぞれの車速と回転数にあったギアを選んであげないと

気持ちよく走れないかもしれません。

 

 

車の流れに乗る走りであれば、4速までで十分です。

むしろ3~4速ぐらいが燃費の良い回転数を維持出来ます。

 

ただ、スペックの際に説明したように

低回転でトコトコと走るのが得意なバイクでは無いので

そのようなバイクが良い人はアメリカンやオフロードを買ってください。

すり抜けは注意

ハンドル幅がそこそこ広いので

すり抜けは注意してください。

ミドルスペックが街乗りに最適

心地よい振動と扱いやすいスペックのおかげで

とにかく乗っていて楽しいです。

バイクに連れていって貰っているというよりも

バイクと一緒に走っている感が強いように思います。

 

気を付けないとどこまでも行ってします。

そんな魅力があります。

ワインディング

ワインディングに関しては得意なバイクだと思います。

コーナリングが軽い

軽さからくるブレーキング性能と倒しこみやすさで

コーナーを気持ちよく曲がれます。

それでいてパワーがあるので、とても楽しいです。

クイックシフターがラク

上下クイックシフターがあるので

慣れれば走りに集中出来ていいと思います。

エンブレは弱い

以外ですが、エンブレは弱いです。

感覚的には4気筒のバイクに近いかと思います。

コーナー侵入で車速はあまり落ちないですが、

回転数はそこそこ低くなる気がしています。

低速コーナーはギア選択が難しい

峠道であれば短い直線で4速まで使うかどうかです。

ある程度回転数が高いと特に困ることは無いのですが

回転数の低くなる場面ではギア選択が難しい印象です。

 

印象としては

コーナー前で減速しすぎると、立ち上がりで

回転数が上がるのを待つ事になります。

なので、気持ちよく走るにはパワーバンドを意識する必要があります。

低速ではトルクが出にくい

オフロードバイクのような低回転での粘りはないので

初心者でこのバイクを乗る方は、低速が無いと感じるかもしれません。

低速でトルクを出すためには、ある程度エンジンを回してあげないといけません。

サスペンション

細かく試したわけでは無いのですが

サスは、ノーマルはちょっと固めかなと思います。

峠道オンリーで、高速コーナーが無ければ

ちょっと柔らかくした方がいいかと思います。(知らんけど)

攻めのポジションが分からない

ヴィットピレン701はスタイルが独特すぎて

ワインディングでの正解のポジションが分からないです。

 

なんとなくでも走れてしまうのが

良いバイクの証なのかもしれませんが...

 

特に純正のステップは低い位置にあるため

ハングオンや腰をずらす動作がしにくいように感じます。

また、オフ車のようなシートで幅があるため

動きが制限されます。

 

ガチで攻めるならバックステップ、シート加工が必須ですかね。

高速道路

大型バイクのカテゴリで合っている

高速性能については

さすがは大型バイクといったところか

全く問題無いです。

リッターバイクのような絶対的なパワーは無いですが

回せば回すだけ加速していきます。

単気筒だがそれなりに最高速も速い

感覚としてはサーキットなら300kmは無理ですが

200kmいくかな?って感じです。

 

特に7000回転以上に達してからは

一般人が安全に操るのは難しいくらい

速いです。

横風に弱い

高速道路の注意点としては

直進安定性が弱いのでハンドルがぶれやすいこと

車体が軽いので横風に煽られるってことです。

特に橋は気を付けてください。

 

高速走行に関しては、車重もパワーもあるバイクの方が有利です。

直進安定性と曲がりやすさはトレードオフなので、多少の妥協は必要です。

 

ステアリングダンパーを付けれれば多少はマシになるかもしれません。

どちらかと言えば高速も得意

実はこのバイクを購入時に、スヴァルトピレン400も候補にあり試乗したのですが

400ccではパワーと車体がどう考えても高速走行に向いて無いと思い

ヴィットピレン701を購入しました。

このバイクは上下道共にいい感じのバランスで走ってくれます。

 

感じたイマイチな点 について

ヴィットピレン701は僕的には今までのバイクの中で総合点の一番高いバイクです。

何でも出来る感がとにかくあります。

なので些細なことには目をつぶってでもお釣りがくると思っています。

 

それでもあえてイマイチな点を挙げるとすれば、ということで

紹介していきます。

高級感は無い

軽量化のためにタンクもカバーなので

金属パーツ特有の光沢感は少ないです。

さらに車体が小さくスカスカでおもちゃっぽいので(それがいいんだが)

高級感は薄いと思います。

メーターが見にくい

メーターは見にくいです。

単純に字が小さいです。

スピードメータはよく見えますが、時計などは見ようとしないと見えない。

カスタムパーツが少ない

カスタムパーツは少ないです。

オリジナリティを出したいなら再塗装しかないです。

早くアッパーカウルを市販化して欲しい。

スペック・装備の割に値段が割高

トラコン・クイックシフターとか付いていますが

同じ値段でもっとスペックの高いバイクはありますね。

モード切替とかクルコン欲しかった。

さすがに長距離は振動がキツイ

振動は少ないとはいえ、さすがに長距離はキツイです。

もうグリップ握るのもイヤになります。

エンジンオイルの継ぎ足しが必要

ビックシングルエンジンなので仕方がないですが

エンジンオイルが減りやすいらしいです。

3000キロのオイル交換期間までに

少し継ぎ足ししないといけないっぽい。

シート下収納は皆無

シート下の収納は皆無です。

書類と工具と充電ケーブルぐらいで

いっぱいいっぱい。

ディーラーが少ない

これはヴィットピレン701のイマイチ点では無いですが

ハスクバーナはディーラーが少ないので買えるところが限られます。

 

故障 について

国産バイクではないので故障の心配があるんですが

数千キロ走った感じでは特に不具合は出ていません。

 

予兆も今のところは無いですが

念のため定期的なディーラーメンテナンスは必要かと思います。

 

パーツの供給に関しても、ハスクバーナは現在KTM傘下なので

そこまで心配することもないかと思います。

というのもKTMは全世界のディーラーに安定したパーツ供給出来る

システムを構築しており、注文から数日で届くようにしているそうです。

しかもその送料はKTMが持ってくれるとかくれないとか。。。

 

国産と外車 について

僕はこれまで国産のバイクに乗って来ました。

特にカワサキ車については長く乗った分

ある程度のメンテナンス知識は持っているつもりです。

 

さらにネットでも情報が溢れているので

知りたい情報が無くて困ると感じたことは特に無かったです。

(ハイレベルな情報は別ですが)

 

 

しかし、ハスクバーナ ヴィットピレン701に関しては勝手が違います。

単気筒なので振動対策もあるのかもしれませんが

パーツの作りや取付方法が、国産のそれとは違いました。

 

国産バイクなら何かメンテナンスをするときでも

「こうしてあーすればいいのか、これとこれを買おう」や

「ふんふん、ここはこうやってやるのか」とすぐに調べれば分かるのですが

これがヴィットピレン701には通用しないときがあります。

 

「こうなってるからこれを買えばいいのか?それともこれか?」

「海外のサイトでも情報が見つからないぞ」というように

些細なことでもなかなか情報が見つかりません。

売れてないっていえばそれまでですが。

 

今までの知識が通用しないことがこんなにあるのかと

驚いていると同時に、新しい発見が楽しみでもあります。

カスタムにしてもメンテナンスにしても

少しマンネリ化していたのかもしれません。

バイクをいじる楽しさを改めて思い出しました。

 

最後に

ヴィットピレン701をスペックと想像だけで見ている人は

「独特だけど値段の割にはコスパ悪い外車バイク」ってなる人もいるかもしれません。

 

それも仕方が無いです。

だって他に同じようなバイクが少なすぎるから

想像が追い付かないんです。

 

スペックでは見ることの出来ない

想像では想い描くことの出来ない

乗って初めて分かる良さがヴィットピレン701には沢山あります。

 

僕はこのバイクの購入を考えたときに

スペックはほぼ見ずに試乗に行きました。

ある程度走りの想像はしていきましたが

期待を上回る楽しさでした。

フィーリングが僕の感性にドンピシャにハマりました。

 

軽さ、扱いやすさ、加速、振動、デザイン・・・

街乗り、ワインディング、高速、サーキット、フラット林道・・・

 

どのシチュエーションでも一緒に走って行ける

そんな楽しさを感じさせてくれました。

 

僕みたいに、人によってはドンピシャに合うバイクだと思います。

気になる方はぜひ試乗してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました